ヨンファの映画館(ヨンファグァン)

韓国映画・韓国ドラマを中心に動画配信等での視聴記録、基本ネタバレありです。

韓国映画『狼たちの墓標』感想

 

見どころ

韓国映画『狼たちの墓標』は、伝統を重んじる昔ながらのマフィアと、新興勢力が激しく対立する物語。

主演はベテラン俳優ユ・オソンと、幅広い演技力を持つチャン・ヒョク。

二人の対立を軸に、派手なアクションと深い人間ドラマが展開される。

特に、韓国ノワール映画らしい緊張感や義理をテーマにしたシーンが見どころ。

ストーリー

平昌オリンピックを目前に控えた韓国のビーチリゾート・江陵が舞台。地元を牛耳る組織の幹部、キルソクは暴力を使わず、秩序と義理を大切にして地域をまとめてきた。

だが、町のさらなる開発利権を狙う新興勢力が現れ、町の平穏が脅かされる。

キルソクは自分のやり方で町を守ろうとするが、次第に新しい勢力との対立が激化していく。

感想

邦題が残念

まず一言。邦題がちょっとダサすぎるんじゃないか?『狼たちの墓標』って、どうも迫力が足りない感じ。もう少しカッコいいタイトルにしてほしかった。

カンヌンの怖さ

舞台となる江陵(カンヌン)って、実際こんなに怖い場所なのか?日本でいう所の北九州みたいな・・・

映画の中で描かれている組織の対立や暴力の世界は、どこか現実離れしているけど、それがこの映画の面白さでもあるね。

オソンさんの存在感

ユ・オソンの演技はさすがだった素敵。

彼だけじゃなく、他の俳優陣もみんな素晴らしい。

けど、話自体が少し単調だったのが残念。

予想通りの展開が続いてしまって、盛り上がりに欠けたかな。

『新世界』を超えるノワール作品はなかなかね。

映画情報

  • 原題: 비욘드 더 그래이브스
  • 公開年: 2023年
  • 監督名: キム・ホンソン
  • 主な出演者: ユ・オソン、チャン・ヒョク、パク・ソンウン