韓国映画『パーフェクト・ボウル運命を賭けたピン』感想 - ヨンファの映画館（ヨンファグァン）

『パーフェクト・ボウル運命を賭けたピン』は、かつてのプロボウラーと天才的なボウリングの才能を持つ自閉症青年が、地下ボウリング界でのし上がっていく姿を描く。

賭けボウリングという独特の設定と、ハードな世界観ながらも心温まるストーリーが特徴的。韓国映画らしいノワール要素と感動的な物語のギャップが見どころだ。

かつては花形プロボウラーだったチョルジョンは、今では地下ボウリングで生計を立てている。

そんな彼が出会ったのは、自閉症の青年・ヨンフン。ボウリングの天才的な才能を持つ彼を賭けボウリング仲間に引き入れ、二人は連戦連勝で注目を集めるようになる。

しかし、大きなゲームが彼らを待ち受けていた。

韓国ノワール×ボウリング？意外な組み合わせ

ボウリングと韓国ノワールがどう組み合わさるのか、期待して見たんだけど、なかなか良かった。

賭けボウリングという設定が独特で、元プロボウラーのチョルジョンを演じるユ・ジテの存在感が光ってた。

イ・フィリップ演じる自閉症の天才ボウラーも、彼の無垢さが可愛くて、二人のコンビがうまくハマってた。

心温まるギャップが意外に良い

設定は最初は暗くてハードなノワールなのに、ストーリー自体がは温かくて、人間味が感じられるところが良かった。

特に、ヨンフンがチョルジョンに懐く姿や、彼が過去に憧れていたというエピソードは心に残る。

ノワール映画と思っていたのがいい意味で裏切られて、そのギャップが面白かった。

悪役は徹底して悪いけど、ハッピーエンドで安心

悪役は本当に徹底して悪く描かれてるんだけど、最後はハッピーエンドでスッキリ終わったのが良かった。

終始ハラハラしながら見てたけど、最後には安心感。これはこれで満足。